1月25日(木) 1限に2年B組、6限に2年D組で、梨木先生による美術科の校内互見授業が行われました。本時の授業は、19世紀後半から20世紀初頭にかけてのヨーロッパ美術界(印象派)への日本の影響(ジャポニスム)について取り上げ、北斎の絵に影響を受けた印象派の人々の気持ちを話し合うことを学習課題として取り組まれました。まず、北斎の作品とその影響を受けたヨーロッパの芸術家の作品を紹介している映像資料を視聴しました。視聴しながら、モネ、ドガ、ガレの作品と北斎の作品との共通点を見付け、ワークシートに記入していきました。さらに、印象派の人々の気持ちを各自で想像しワークシートに記入しました。そして、3~4人の班で互いの見方や考え方を発表しながら話し合い、鑑賞を深めていきました。そして、各班での話合いの内容を全体の場で発表し、共有する活動が展開されました。北斎の斬新な構図、細やかな表現、連作作品などが当時のヨーロッパ美術界に大きな影響を与えたことを共有できました。最後に本時の振り返りを行って授業の締めくくりとなりました。効果的な映像資料や取り組みやすいワークシートが準備され、生徒の興味・関心を高めながら交流を図り、鑑賞の能力を高める工夫がなされていました。梨木先生ご苦労様でした。