12月3日(月) 5眼に、3年A組で長谷川先生による、下新川郡中学校教育研究会数学部会の研究授業が行われました。本時の授業は、「図形と相似」の単元で、課題解決のために必要な情報を見付け出し、既習事項を活用して数学的に問題解決を図ることをねらいとして行われました。導入場面では、サッカーの試合における直接フリーキックでのゴールを防ぐため、選手で作る壁の適切な人数についてイメージをもたせました。そして、本時の学習課題、「相似の性質を利用して考えよう~直接フリーキックにおける壁の適切な人数は?~」を設定しました。そして、考えるために必要な情報(データ)について考えて出し合い、確認し合いました。その際に、サッカーのルールで決められている数値(ゴールの幅、壁までの距離)は、具体的に提示されました。そして、ゴールまでの距離を18mの場合と27.5mの場合とで、壁の長さと必要な選手の人数の計算の仕方を、作図をしながら個人で考えました。次に 、3~4人のグループで話し合い、考えを伝えたり深めたりする活動が展開されました。最後に、2つの班が計算の仕方を発表し、本時のまとめとして、相似の性質を利用すれば、「実測しなくても縮図を使って長さを求めることができる」ことを確認し合いました。サッカーという身近なスポーツの一場面で数学的に課題解決することで、興味・関心もたせる工夫がなされ、数学的な見方や考え方を深める取組になっていました。授業終了後、この本時の取組について、本校、朝日中、入善西中の数学部会の先生方で研究協議会が行われました。長谷川先生、郡中教研数学部会の先生方、ご苦労様でした。