11月13日(水)
2学年は、 千島歯舞諸島居住者連盟富山支部代表吉田義久さんをはじめ9名の皆さんを講師にお迎えし、総合的な学習の時間に「北方領土出前講座」を開催しました。最初に今年8月、少年少女北海道派遣事業に参加した2名の生徒から報告がありました。「北方領土返還を求める根室市民大会に参加したり、岡山県や根室市の中学生と北方領土に関して意見交換したりすることで北方領土についての関心が高まった。」と感じたことを話してくれました。さらに「北方領土問題を早く解決してくれることを願っている。」と力強く訴えました。会長の吉田さんからは、小学校3年生まで生活した水晶島での経験を話していだだきました。漁業や昆布漁など家族全員で協力し、ようやく生活が安定してきた矢先に、終戦となり、強制的に島から強制退去させられたことや、子供の頃の思い出が年を重ねることでますます鮮明になってきていることなどを話してくださりました。さらに2年生各クラスに分かれての講演会を行いました。元島民や島民2世の皆さんのご経験を分かりやすく話していただきました。後半の質疑応答の時間では打ちとけた雰囲気の中で、生徒たちは講師の皆さんに積極的に質問を行っていました。この出前講座は北方領土について考える良い機会となり、とても有意義だったと思います。ご講演くださった千島歯舞諸島居住者連盟富山支部のみなさんありがとうございました。