6月11日(月)
教育実習生の佐藤先生による道徳の研究授業が、3年C組で行われました。主題は「生命の尊重」で、「ドナーカード」(朝日新聞投書欄・暁教育図書)を資料に用いて取り組まれました。この資料は、「娘をドナーに私は出来ない」(主婦の投書)と「家族の場合に迷う臓器提供」(大学医学部講師の投書)から構成されています。まず、実際のドナーカードを見てから資料の範読が行われました。範読後、「自分が脳死になったとき、どうしたいか。」「自分の家族が脳死になったらどうするか。」について考え、「提供する」「提供しないの」のどちらの立場になるか付箋に書き、グループで話合いが行われました。また、各自の考えを書いた付箋をベン図に貼り付けながら意見交換を行いました。各班で話し合われた結果のベン図が黒板に掲示され、全体で確認し合いました。また、「自分」のときと「家族」のときで選択している項目が違う理由について、全体で話し合いました。最後に、佐藤先生が「命」についての想いを話すことで、本時の締めくくりとなり、各自が振り返りカードを記入して終了となりました。「ドナーカード」や「臓器提供」など、難しく判断に迷うような内容でしたが、生徒一人一人が真剣に考え、取り組んでいたと思います。佐藤先生ご苦労様でした。今週末まで実習を、より充実したものにしていってほしいと願っています。