1月22日(月) 1限に1年C組で、桶屋先生による理科の校内互見授業が行われました。まず、混合物である赤ワインの成分について予想し、本時の学習課題である、「赤ワインから水やエタノールを取り出すことができるだろうか。」を設定しました。次に、取り出す方法について検討し、ろ過によっては取り出せないことを確認しました。その後、蒸溜によって取り出すこととし、加熱して温度が低い状態から高い状態にいたる段階で3本の試験管に取り出した液体の性質(色・におい・物質名)について予想しました。各班の予想を確認したの後、実際の蒸留実験を行いました。また、取り出したそれぞれの液体をろ紙に浸し、燃えるかどうかも確かめました。そして、これらの実験結果をワークシートにまとめました。3本の試験管は、いずれも無色透明で、1本目と2本目はにおいがし、3本目はにおいがしなかったこと、1本目と2本目は燃えたのに対し、3本目は燃えなかったという結果になりました。まとめとして、エタノールの沸点が78℃、水の沸点が100℃であることから、沸点の低いエタノールが最初に蒸発し、次に水が蒸発したことを確認し合いました。また、フラスコに残った赤い色の液体の成分は、黒いぶどうの皮の成分でありアントシアニンなどの色素であることも確認しました。本時は、具体的な実験を通して、自ら予想し検証することで、科学的思考力・表現力の向上を目指す取組でした。桶屋先生ご苦労様でした。