6月21日(水)
教育実習生の長津先生による数学科の研究授業が、2年B組で行われました。取り組んだ単元は一次関数で、本時の学習は、「変化する2つの数量に着目することにより、具体的な事象には、一次関数の関係で表せるものがあることを理解できる」という目標で行われました。
まず、家で飼う金魚の水槽の例を取り上げ、「水槽の水の高さと時間の関係について調べよう。」という学習課題が設定されました。そして、深さ40cmの空の水槽に1分間2cmの割合で水を入れた場合について、x分後の水面の高さをyとする時の関係を各自で調べ、学習プリントに記入していきました。xとyの関係を表に書き、グラフ化するとともにxとyの関係を表した数式を全体で確認し合いました。さらに、一杯になった水を半分入れ替えるために1分間に水を2cmの割合で抜く場合や、半分の量から1分間に水を2cm入れていく場合のxとyの関係について調べ、全体で表やグラフ、成立する数式を確認し合い、一次関数の定義や一般式についてまとめました。
最後に、身近な事例が7つ提示され、xとyの関係を数式化し、一次関数の関係になるかどうかについて確認し合いました。身近な関数の事例を取り上げ、モデルや学習プリントを用意し、生徒が理解しやすい工夫がなされていました。長津先生ご苦労様でした。金曜日までと実習期間もあとわずかになりました。道徳の研究授業等で、さらに充実した実習となることを期待しています。